前立腺ガンの発見には、肛門から指を入れて診察する前立腺の直腸診、腹部エコーやMRIを中心とする画像診断、前立腺特異抗原(PSA)やγ-SMをはじめとする前立腺腫瘍マーカーの血液検査が有用です。
中でも前立腺腫瘍マーカー検査は簡単に採血でき、前立腺ガンがまだ小さいうちに発見できるといったメリットがあります。
PSAの値が4以下では前立腺ガンは可能性が低いですし、10以上なら、前立腺の一部を採取し、組織検査をして前立腺ガンの有無を判定しなければなりません。
しかし数値が4から10までの場合は、いわゆる「グレイゾーン」といって、前立腺ガンのほかに前立腺肥大症の多くがここに入ってしまいます。
それゆえグレイゾーンの人は、3ヶ月に1回前立腺腫瘍マーカーの測定をお勧めします。
PSAが4を超えた場合、全部の症例に針生検術を行うグループがあります。
確かに早期にガンは発見されますが、それが進行の遅い、無視してもかまわないようながんの可能性もあります。
無視してもかまわないですが、もちろんガンですので、治療する場合もあります。
これについては治療する泌尿器科と治療しない泌尿器科に分かれ、現在どちらが正しい処置なのか論議中です。