不安定膀胱の検査と治療

不安定膀胱とは自分の意志と関係なく、尿の我慢ができずに排尿が起こるという病気です。

実際に膀胱内圧検査上でも不安定膀胱は排尿時以外に勝手に膀胱の収縮が起きてしまっているようで、泌尿器科的には膀胱の排尿筋の勝手な収縮のための15cmH2O以上の膀胱内圧の上昇を「不安定膀胱」と定義しています。


成人の不安定膀胱は加齢性変化や脳血管障害(脳梗塞、脳出血等)によるものなどが多くさらに慢性の炎症や前立腺肥大症などによる下部尿路(膀胱・尿道)の通過障害によるものがあげられます。

つまり前立腺肥大症の初期症状で、それほど物理的通過障害が認められないにもかかわらず頻尿や残尿感、夜間のトイレの回数が増加するなどの症状は不安定膀胱が原因です。


治療は、まず前立腺肥大症や脳血管障害があればその治療をして、その他に膀胱の収縮力を調節する薬を使います。

前立腺肥大症の治療と、不安定膀胱の治療とでは薬が相反する場合があります。

このとき不安定膀胱の薬を先に服用すると残尿が出たり、尿がまったくでない尿閉状態に陥ったり大変なことになる場合もあるので注意が必要です。






 

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