前立腺肥大症は中年以上の男性におこる典型的泌尿器科疾患であります。
さて尿の出具合が悪いため腎臓に負担がかかり、腎臓の働きが低下している場合や全く尿が出ない場合(尿閉)は手術が必要ですが、それ以外はまず飲み薬で前立腺肥大症のコントロールを試みます。
前立腺肥大症の薬物療法は、ホルモン療法、前立腺部尿道の緊張をとる神経薬、漢方(生薬)にわかれます。
ホルモン療法は前立腺のサイズを縮小する効果があります。ホルモン治療は一部の人に精力の減退が見られます。
尿道の緊張をとる薬は高血圧と同系統の薬で、高血圧の人には特に有効と思われます。漢方も肥大症に伴う不愉快な症状には効果があります。
いずれの薬もまず肥大症の程度と前立腺ガンの合併がないことを確認してから服用して下さい。
ホルモン剤は教科書的には数%の男性機能低下とありますが、実際はもっと多いと言うのが現実です。
ED(勃起不全症)を全く気にしない人もいますが、注意がひつようです。
また、PSAが下がり、ガンが発見しづらくなるので十分注意が必要です。