前立腺ガンの早期発見には前立腺特異抗原(PSA)の値が重要であり、その値が4~10の間の症例で、グレイゾーンとよばれ10~20%にガンが発見されるとされます。
PSAは最近では遊離型(フリー)PSAと結合型PSAに分けて測定します。
その場合フリーPSAの値を測定して、全体のPSAとの比(F/丁比)が低下すると(0・18以下)ガンの可能性が高いとされています。
さらにPSA濃度やPSA増加速度も参考になります。
PSA濃度はPSAを推定前立腺容積で割った値であり、前立腺が小さい割にPSAが高い症例は要注意です。
またPSA増加速度はPSAの経年的変化をみるものであり、ガンの場合は増加するスピードが速いとされております。PSAが高かったり、PSAが増加傾向にあるようでしたら、前立腺針生検術が必要となります。
前立腺針生検術は必要な検査ですが、ある程度の危険を伴うため出来ることならばしなくて済ませたいものです。そのため色々な方法を用いてガンと肥大症を区別する精度を上げる努力をしているのが現状です。